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犬に与える食餌は?

国内産馬肉 ブロック

本来、野生の犬は草食動物を丸々一頭生のまま食べることで栄養を摂取していました。肉や血液の他に内臓を食べることによって草食動物が食べた草類が腸内で発酵したものを同時に摂取することができる、ということを知っているからですね。この発酵したものからビタミン系の栄養素を摂取しているのです。
本来あるべき自然に出来るだけ近い食餌が犬にとっての最適の食餌なのです。
生の食物、発酵している食物には食物酵素が含まれており、体内で消化を助ける役目をします。かといって肉なら何でもいいのか、というと一概にそうはいい切れません。一般に牛肉は脂肪成分が多いのと抗生物質や与えている配合飼料に問題がありますのでおススメはしません。
又豚肉は菌の問題があり生肉を与えることは人でさえ危険が伴います。
でも熱を加えると折角の酵素は台無しになってしまいます。そこで私どもが推奨しています肉が馬肉と鹿肉です。

馬肉は、低脂肪・低カロリー・高タンパク質で肉の中でも屈指のヘルシーな食品なのです。他にもビタミンA、そしてコレステロールのコントロールに有益な高度不飽和脂肪酸を豊富に含みます。馬肉に含まれる脂分は、魚と同じ不飽和脂肪酸です。
同じ赤身肉でくらべるてみると、馬肉100gのカロリーは110kcal、牛肉316kcal、豚肉157kcal。タンパク質は馬肉20.1g、牛肉16.5g、豚肉19.7gと、高タンパクで低カロリーなのが分かります。
そのタンパク質にはペプチドという成分が多く含まれています。
その上、ミネラルが豊富で他の食肉の3倍もグリコーゲンが含まれています。
グリコーゲンは、動物性の多糖類の一種で、ブドウ糖に変化しエネルギー源として大切な役割をもっています。
馬肉を食べると体が温まるといわれているのはグリコーゲンの働きかもしれません。 またカルシウムは牛豚の3〜4倍、鉄分は牛豚鶏の約3〜4倍含まれていて、特に鉄分にはヘム鉄が豊富に含まれますし、ビタミンAやビタミンEも含まれています。
馬肉はこの他にも、健康に欠かせない必須脂肪酸(リノール酸、α-リノレン酸、オレイン酸等の不飽和脂肪酸)が牛肉や豚肉に比べてバランスよく豊富に含まれています。
馬肉は食物アレルギーの原因になりにくい消化の良いタンパク質なのです。

鹿肉

鹿肉は馬肉と成分が共通する点が多く非常によく似ています。鹿の肉は、とっても脂肪の少ない赤身肉です。
カロリーは馬肉と同じ110kcal / 100gで、豚肉や牛肉に比べてカロリーが約3分の1と低く、脂肪は15分の1程と非常にヘルシーな肉だといえます。
タンパク質は牛肉の約1.7倍、豚肉の約1.3倍と高タンパクなのが特徴です。高タンパク、低カロリー、低脂肪なところも馬肉とほとんど同じだと理解していいと思います。
しかも、共役リノール酸(CLA)をはじめ多価不飽和脂肪酸に優れています。
そのほかアミノ酸やミネラルバランスに優れおり、鉄分が豊富(多いといわれる羊の約1.5倍、牡蠣と同等)に含まれています。
鹿肉は、牛肉と比べてもやや赤みの強い色をしているのが特徴で、さらに空気に触ると赤みが増します。これは鹿肉が鉄分を豊富に含んでいるからなのです。
また鹿肉は獣肉であるのに、なんと青魚に多く含まれているDHAが含まれているのです。 鹿肉はもともと野生の鹿ですから牛や豚、鳥と違って添加物やホルモン剤のような薬物を使いません。
鹿肉は食物アレルギーの原因になりにくい消化の良いタンパク質なので、ペットに与える肉としては馬肉同様大変優れているといえるでしょう。

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